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【学生起業家インタビュー】逆転合格を叶え、日本一の塾を作る。スタディクエスト塾長の内田さんにインタビュー

今回は自身の原体験から、逆転合格を成功させる塾「スタディクエスト」を立ち上げた内田さんにインタビューしました!

自身の原体験をもとに事業を作ったバイタリティに溢れる方なので、

・自分も強烈な原体験を持っている
・自分の持っている行動力を何かに活かしたい

という方はぜひ読んでみてください!

プロフィール
2001年生まれ 立教大学4年
高校3年生の夏に偏差値27から1年で偏差値を倍以上上げた経験を持つ。
大学2年の時にスタディクエストを立ち上げ、今まで勉強が苦手だった子達を中心に指導。
「勉強方法」から教えること、1人1人に寄り添う完全個別カリキュラムを作成することで短期間の急激な成績の上昇を実現している。
教え子には、高校3年生の夏に偏差値33から半年でMARCHに現役合格した高校球児や中学英語からやり直し1年で立教大学に合格した生徒などがいる。
高校生の一般受験から総合型選抜入試まで幅広くサポートしている。

目次

なぜ野球一筋の人生から教育業界での起業を志したのか

明確には覚えていないですけど、高校3年で野球部を辞めたあたりからです。
「起業したい」というよりは「面白いことをやりたい」と強く思っていました。

なので、大学に入ってすぐの5月から野菜を売る事業をやっていました。

その時は、地元の千葉県野田市の農家さんから野菜を仕入れて、流山おおたかの森駅前の広場で販売をしていました。

何かやりたいけど何をやったらいいかわからなかったので、思いつきで野菜を売ろうと思いました(笑)

今思えば適当な動機だったとは思いますけど、自分の行動でお金を生み出す楽しさや大変さを味わいました。この事業が「もっと人を笑顔にする仕事がしたい」と思うキッカケになりました。

起業を目指す前はずっとプロ野球選手になりたかったと思っていたので、その頃から「人と違う何者かになりたい」という思いは強かったと思います。

野球部に所属していた当時の内田さん

もともと教育業界に興味はあったのですが、最初は、どうやって始めるものなのか分からず手を出せずにいました。

ただ、その野菜を売る事業をやめて別の事業を始めようとしていたタイミングで、「やっぱり自分で塾をやりたい!」という気持ちがあったのと、僕が学生の時に通っていたの塾の校舎長から「一緒に学習塾をやらないか?」という提案を受けたので今の学習塾事業を始めました。

内田さんの経営する「スタディクエスト」とは?

偏差値50〜60の高校に通っている、普通なら難関大学に行くのが難しい子を逆転合格させる「スタディクエスト」というオンライン学習塾を2022年の春から経営しています。

▼内田さんの経営するスタディクエストの紹介記事はこちら

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自分の原体験を元に今の塾を作ったからです。

自分は高校に野球推薦で入っていたので勉強が一切できなくて、高校3年間も野球をずっとやっていました。3年生の時に自分はキャプテンを務めていたのですが、部員が暴力事件を起こしてしまって大会に出られなくなってしまいました。

それで野球で大学に進むのは難しいという状況になって、初めて勉強を始めました。

ただ、当時の僕は公立高校の入試でも各教科50点も取れない人間だったので、普通に考えたら難関大学に受かるのは難しいのですが、自分なりに考えて勉強をしたら偏差値も倍以上になって立教大学に合格することができました。

そこで、この経験があれば他にも救える子がいると思い、塾を始めました。

そうですね!

あともう1つ原体験を付け加えると、受験生時代に通っていた塾が「逆転合格」を謳っている割には質が低いように感じて、受かるべき人が受からない現状を目の当たりにしたこともあります。

僕らがターゲットにしている偏差値50〜60の高校生が大手予備校に行ってしまうと、なかなかレベルについていけなかったりしてしまうことが多いんです。

そのように自分にあったレベルではない授業を受けて成績が伸びないのにお金は取られるのはマズイよねということを思っているので、そこは意識して経営しています。

逆に言うと、偏差値65を超えるような子は大手予備校に行った方がいいと思っているので、僕らは「偏差値65以上の人は来ないください」と言っています。

生徒1人1人のスタートラインが違うので、個別最適化されているカリキュラムを提供しています。

塾にいる子はみんな高校生ですが、最初は中学の範囲から教えています。
僕らは入塾の時に高校の公立入試を解かせて、今の現在地を知ってもらっています。

そのようにして自分の実力を可視化させて、その高校入試で90点を取れるようになってから高校範囲の勉強を始めさせるようにしています。
そうじゃないとGMARCHなどの難関大学を目指すスタートラインにすら立てなくなるので。

また、ゲームのように進んでいけるカリキュラムとなっていて1つずつレベルをクリアして次の島に進んでいくというものになっています。

例えば英語であれば、難関大学に受かるために必要な英単語、英熟語、文法などに要素を分解して、それをスケジュールを組んでやっていくようにしています。

ゲームのレベル上げのようにしているので楽しんで取り組んでもらえるようにしているのと、生徒自身が合格までの全体像を掴めるようにしています。

スタディクエストのカリキュラムの画像

あとは、基本的には自学自習をしてもらっています。

その中で僕らが毎週課題設定をして1日単位で取り組む課題や宿題を決めています。

そのようにして毎日小テストなどを出して、日ごとの学習定着度を可視化したり、1週間に一度コーチングをしたりして「何が課題で何をやるべきか」を生徒と一緒に決めています。

なので、自分たちは勉強を教えていないです。

教えるのは世の中にいい参考書があるので、自分たちはその中からどれがその生徒にとって最適なのか選んで、進め方を管理しています。


実際に生徒と毎日やり取りしている「自学自習ノート」

実は現在、事業としては少しピンチ

去年は十数人いたけど今は5人なので少しピンチです。

全然書いていいですよ(笑)

リアルを伝えたいですし、「上手くいかないこともある」ということを伝えたいので。

やるべきことをやれなかったということに尽きます。

去年は入塾してくれた子の口コミでさらに入塾者が増えるようになっていたが、今年はその口コミの効果が少なかったので集客が難しくなりました。

あとは、Tik TokやYouTubeといったSNSを頑張ってたのですが、そこからの集客が今年の春にうまくいかなかったです。

また、高校で講演会をして、そこから集客につなげると言うことも去年は積極的に行なっていましたが、今年は講演会の数が少なかったので、人が入らなかったです。

講演会の様子

事業をするにあたって集客がやはり一番難しいと思います。

塾に限っても教えるのが上手い人はたくさんいますが、集客ができる人は少ないので…
世の中に小さな塾はいっぱいありますが、そのほとんどが集客できずに1年くらいでなくなってしまいます。

僕も集客ができずにやめたくなることはしょっちゅうありますが、やめずに頑張ろうと思っています。

こういう数人しか生徒がいなくて苦しい時こそ耐えどきだと思うので。

お金の面で言うとずっと黒字ではあります。

かかる経費としては人件費、動画編集の外注、チラシ配る時の印刷代がメインです。最近は野立て看板に載せてもらうための交渉も最近しています。

経費が多くかかるわけではないので倒産することはないと思います。

折れたことはないですね。

今も集客の部分や、それ以前の「何をしたらいいかがわからない」という問題にはぶつかっていますが、自分の達成したいビジョンがあるので、折れないですし折れる意味もわからないです(笑)

今こうやって苦しんでいる時も後で振り返ってみたらいい経験になると思っているので。

今のビジョンとその達成のための事業戦略

「日本一の塾」です。

今の事業は小遣い稼ぎではなく、本気で「日本一の塾」を作ることを目標にスタートさせています。

また、いずれスタディクエストが日本の若者の挑戦のきっかけになりたいとも思っています。

高校受験にも参入したいですし、大学生が「ステディクエストでインターンすることが一番成長につながる」と思うような会社にしていきたいです。

僕らの塾は教えるのもそうですが、課題解決能力を必要とするので、講師業としてはめちゃくちゃキツいと思っています。

その点では、とても成長できる環境なので、うちの塾経由で行きたい就職先とかやりたいことに向けて羽ばたける所にしたいです。

受験生の時にスタディクエストに通ってもらって、大学生になった時にインターンをしてもらうというような高校生の頃から一貫した道を作れたらいいなと思っています。

今年は生徒を30人集めることを目標に動いています。
現状、その目標に対して人数が少なくて絶望はしていますが…

でも、来年の3月までに死ぬ気で集めるつもりです。
来年は50人、再来年は100人の生徒を持つことを目標に掲げています。そうしたら売り上げ1億円となるので。

そして、いずれは「日本一の塾」になりたいと思っています。
具体的にどのくらいの年月と言うのは考えていませんが、10年くらいで達成したいですね。

最後に読者にアドバイス

僕は「折れるくらいだったらやめろ」と自分に言い聞かせています(笑)

うまくいかない時に折れるくらいなら、それはやりたい事業ではないだろうし、うまくいかないだろうからやめるべきだと思います。

あと、自分は周りに助けられていると思っていて、僕はやめたくなった時に声をかけてくれる人がいたから今まで進められていたりもするので、そういう人を周りに置くことも大事だと思います。

▼スタディクエストの紹介記事はこちら
https://bizdevjournal.com/?p=425

▼スタディクエスト創業までの詳しい経緯はこちら
https://note.com/studyquest_taiga/n/n5921bffeabaf


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この記事を書いた人

吉原のアバター 吉原 Bizdev Journal編集長

「起業家を支える最強のNo.2」になるべく、同世代の起業家の成長が加速するような活動をしています。
過去にもいろいろやっているので、気になる方は各種SNSから連絡ください。

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