ビジネス写真撮影交流会「ビジフォト」参加者募集中! お申し込みはこちら!

【学生起業家インタビュー】ナイキを超えるブランドを作るべくオーダースーツ事業に挑む。iji代表の休場さんにインタビュー!

今回はiji代表の休場さんにインタビューしました!

ナイキを超えるという壮大なビジョンと凄まじい行動力を持っている方なので、

・世の中に超えたい企業がある!
・まだまだ動き足りていない!

という方はぜひ読んでみてください!

プロフィール
2003年広島生まれ
甲南大学3年生
島根県の大社高校体育科卒業後、甲南大学経営学部へ入学
フットサルサークルreve創設
大学に在学しながら2024年3月よりオーダースーツ事業で独立

目次

いつから起業をしようと思っていたのか

最初に考えたのは18歳の時です。

人生100年時代と言われていて、あと80年ぐらい人生があった時に、自分が情報を知らないから損をしたり、 理不尽な扱いを受けることってもっと多いんじゃないかと感じたんです。

周りに影響力を与えられるような人になれたら、その影響力を使って、助けることができたり、理不尽な思いをすることから人を守ることができると思ったんです。

そう考えた当時18歳の自分がちょうど履いてたサッカースパイクのナイキを見て、「ナイキってすごい影響力あるな」と思って、自分はサッカーでは成功できなかったけど、 その経験を生かして影響力という面でナイキを超えるような企業を作ろうと思い、起業を目指し始めました。

休場さんの現在のビジョンとは

まず1個、理不尽な思いをしている人たちを救っていきたいと思っています。

大学に入って1つ感じたことがあって、大学生になるとある程度自立した大人としての扱いを受けるじゃないですか。
ただ、その中でその優秀な人たちが時給1000円とか1200円で雇われるということを見て、「学生をどういう扱いをしてるのかな」って社会に対して思うことがあります。

やっぱり優秀な人は優秀な分だけ評価されるべきなんじゃないかなと思っていて、そのわかりやすい評価軸がお金だと思うので、大学生がもっと経済を回せるような世の中を作っていきたいです。

これは最終目標とかっていうよりかは、近い将来のビジョンです。

もう1つは先ほども話した「ナイキを超えるようなブランドを作ること」です。

正直な話をすると、ナイキをどうやったら超えられるかっていう道筋は自分の中でまだ見えてないです。

なので今は、1歩1歩自分にできることをして、同世代に影響力を与えることが、そのビジョンに近づいていく最善策なのかなと思って行動しています。

でも、そのためには上場しないといけないじゃないですか。

そこから上場の条件を調べて、その数字に何歳で達しようと逆算で考えた結果、35歳に上場する企業を作ろうという目標になりました。

なので、まずは会社じゃなくても組織のトップをやってみようっていうことで、大学入ってから人と違うことをやろう思い、 まず15個ぐらいの新歓に行って、500人ぐらいの友達を作りました。

そこから次は自分でサークルを立ち上げて、自分の所属してる大学では1番大きなフットサルサークルになって、フットサル大会を主催したりしています。

でも、そこからずっとフットサル大会を主催し続けられないなと思って、そうなった時に、 今関わってるこの大学生が次は絶対社会に出ていくと思うんです。

自分は大学生を集めている中で、社会人の方とも意見交換をさせていただくことが多くて、 その中で「大学生から社会人になって 何にお金を使わなくなりましたか?」という質問をしたんですよ。

その質問をした時に皆さん口を揃えて「私服にお金を使わなくなった」って言うんです。「なんでですか?」と聞くと「 社会人になったら綺麗な場所に行ったり、外に出ていくときにスーツを着る必要があるので、スーツを着る機会が増えていくんだよ」ということを言われました。
それがきっかけで、スーツ事業をやろうとぼんやり思っていました。

そんな中で株式会社PGMが、もう第一線でオーダースーツの発信をして、イベントを行ったりしているのがめっちゃキラキラしててかっこいいなと思ったんですよ。

本当に今はまだベンチャーなんですけど、インスタやtiktokとかも頑張ってやられていて、大阪の社会人の方たちに影響力を与えているっていうような存在なのが株式会社PGMでした。

なので、まずこの人たちについていって、学べることを学んで、そして超えていきたいなと思ったのが20歳の時でした。
そこからは、業務委託でオーダーセットをさせていただく形になって、ノウハウをある程度吸収した中で、2024年の3月に独立しました。

なぜオーダースーツという事業に決めたのか

社会人になってスーツを作る人が多いと思うんですけど、大手の格安で作れるスーツがいっぱい出てきてる中で、全体的に見てスーツの市場は落ちているんです。

ただ、その中でオーダースーツだけ見ると、徐々に増えてきているんです。

これは推測になるんですけど、コロナが流行ってから在宅ワークが増えてきてスーツを着る機会が減り、スーツをそんなに多く持つ必要性がなくなったと思っています。

そうして大事な場面でしかスーツを着なくなった時に、じゃあその大事な場面ではいいスーツを着ようというニーズが高まって、オーダースーツの需要が増えてきてる背景があります。

その中で自分がターゲットにしてるのは、自分と同世代の大学生で成人式と就活のタイミングを重要視しています。

あわせて読みたい
オーダーメイドに『正解』はない。オーダースーツ事業に挑む大学生が立ち上げた「iji」とは ijiは大学3年生の休場さんとその地元の同級生3名が立ち上げた会社で、主に大学生をターゲットにしてオーダースーツの制作・販売を行なっている。 新型コロナウイルスの...

やはり大きな違いは1から作る点だと思います。

まず生地、裏地、ボタンなどを自分で選ぶことができます。
そして、既製品では無理な、その人の体系にあったスーツを作ることができます。

例えばズボンの裾の部分がストンと落ちているシングルというものと、折り返しがあるダブルのどちらにするかを選んだりですね。

この人かっこいいなって思う人はやはりオーダースーツを着ている方が多いと思うんですけど、そのような憧れは、社会人になったら絶対出てくると思うんです。

なので、そのような一目で見て「あの人かっこいいな」、「仕事できそうだな」って思われるようなスーツを一緒に作っていけるのはオーダースーツの強みですね。

あと、自分がこだわっているポイントとしましては、この左胸の裏地のところにお客さんが好きな言葉とか文字を入れられるようにしているんです。

そして、そのスーツを着た時に、入れた文字が心臓に1番近いところにくるので、自分の思いを刻み込むと言う意味で、その人の思いが込められた一着となり、世界に1着しかないスーツを作っています。

スーツの知識で言いますと、まだまだ勉強中です。
なので、ベテランで5年、10年とこの業界にいる人にスーツの知識で勝てるかっていうと、そうではないです。

ただ、 思いでは絶対誰にも負けないなっていうところと、学生でスーツの領域をやられてる方はそう多くはないと思うので、スーツを自分のところで買ってもらって、その人と一緒に成り上がっていこうという気概で頑張っています。

だから、スーツが完成したら納品完了ではなくて、その人がスーツを着てくれて、一緒に成功して、そこで初めて納品完了だと思っています。

現在の事業の認知をどう広げていくのか

ターゲット層が学生ということで、集客方法として3つ面白いこと考えてまして。

1つ目が、成人式シーズンの子たちをターゲットに、20歳以下のフットサル大会を開いて優秀選手には自分たちのオーダースーツを1着無料でプレゼントというような形で拡散していこうと思っています。

2つ目は、関西で紹介営業と言うような形で様々なご縁に巡り合っているのですが、そうした中に時給ではなく、フルコミッションで働いてくれるような学生さんを求められてる企業さんに多く巡り会うんです。

そういう方たちに、学生で頑張りたい子たちをお繋ぎすることができるので、そこでお繋ぎした学生の中で、 稼いでくれたらお金で自分のオーダースーツを買っていただくっていうような流れです。

最後の1つが、これまでの3年間の大学生活の中で、すごい優秀だと思う学生だったり、もう能力では全然かなわないなって思うような学生だったりと、色々お会いさせてもらった中で、同世代の勢いある方たちが増えてきていると感じているので、自分と同じ2003年に生まれた勢いのある人たちを集めた03回というイベントをやって、そのイベントに自分がオーダースーツでかっこよくキメていくことで集客につなげていくっていうようなイメージです。

そうですね。ほんとにそうなんです。

私は面白いイベントは大学1年生の頃からやってきたんですけど、そこをその時の反省点としてもっともっと発信していけばよかったなっていう後悔はちょっとありまして。

発信する能力があまり自分にない中でも、メディアに発信していきたいなと思ってます。

会社名に込めた思いとは

はい、「iji」という名前です。

現在、業務委託のメンバーが3人いて、そのうちの1人が、すごい日本の文化だったり歴史だったりっていうのが好きな子なんですよ。 

その子が「そしじ」という日本で1番パワーを持った漢字を知っていたんです。
ただ、本当かどうかは定かではないのですが、この漢字がGHQに消された文字らしいんです。

「そしじ」の漢字

その「そしじ」という漢字の意味としては、感謝とか、調和っていうものになるので、それは私たちが大切にしてやっていきたいということで、そこに由来した名前にしようと考えました。

なので、「そしじ」をローマ字にした”sosiji”から、GHQに消されたというところから救おうと言うことでSOSを抜いて「iji」にしました。

なんかに今の日本人って海外の人とかのことをすごい思いがちなのかな「海外留学したい」とか、「もっと日本人は周りの人に気遣わずにどんどんやってチャレンジしていくべき」とかの世の中の意見ってめちゃくちゃあるじゃないですか。

ただ、日本って歴史を遡るとすごい優秀な人材が多いと思っています。

日本人にしかない特有の性質っていうのがあるんですけど、第六感というものがあり、直感とか、空間を読む力を指すものです。 

例えば東京で、外国人の観光客がいると肩とかぶつかるじゃないですか。
でも、あれがもし日本人だけだったら、あまり肩が当たらないんです。
これは、日本特有の周りにいる人のことを認識しているかという能力なんですよ。

そういうところから日本の歴史を発展させてきたので、せっかく日本で生まれて、日本でこうやって色々始めたっていう中で、日本人としての誇りを持ってやっていきたいなと思ったので、そのようにして会社名もつけました。

どのようにしてメンバーを集めたのか

自分の夢を語って集めました。

事業をスタートする時って資金がないじゃないですか。
そんな中で何から始めようかと考えた時に、応援される人間になろうと思ったんです。

なので、とにかく自分の周りにいる人に自分の夢を語りまくったんですよ。

「久しぶり!元気?最近どんなことしてんの?」「俺はさ、最近こんなこと始めたんだよね!これにチャレンジしたくて、こうなっていきたいんだよね!」みたいに語ったら、そこに共感してくれた人が3人いて、それが今の事業を進めるメンバーになっています。

その人たちは、ずっとInstgramとかで繋がってて、ストーリーなどで発信していく中でたまに反応きたりして、「お、最近こんなことやってるんや」とか「フットサル大会面白そうやね」とかっていう話の流れで「俺も一緒にやりたい」って言ってくれていたんです。

そうです(笑)

本当に熱量が高くて、先日共同イベントを開催したんですけど、そこで「君たち若いのにもエネルギーすごいね」っていうことを皆さんから言っていただいて、「これから楽しみやね」、「絶対ビッグなるね」と言われたのでパワーとエネルギーは負けないですね。

そうですね。まずは、自分たちには知識がないので週1でミーティングで4人の時間を作ってやって、スーツの知識であったり1週間で学んだところを共有し合っています。

もう1つは、今後の目標を自分の方からメンバーに共有して、そのためにじゃあ今なにをしないといけないのか、 月に何着を予約を取っていくのかなどを、みんなで決めて動き出して行くような形で進めています。

準備ですかね。

やっぱり成功される方とか上に登っていける方たちっていうのは、 準備力がある人だと私は考えていて、「こういう目標があるから、いつまでにこれを達成して、じゃあそのためにこれが必要で…」というように着々と1歩ずつ準備をしている人たちが成功するのかなと。

なので、そこを準備するのがすごく大変でした。

今は学生をしながら、オーダースーツの事業もやってるっていうところの2軸で動いてるわけで、どっちもちゃんとやっていきたいっていう中で、どっちもに対してのしっかりとした準備をするというところが1番大変なとこです。

休場さんとijiの今後の展望とは?

はい、定性的なものと定量的なものの2つがあります。

定性的なものでいうと「大学生が作る。大学生のためのオーダースーツ屋さん」になっていければいいと思っています。

自分が今後ステップアップしていって、スーツを主軸としたいろんなビジネスをやっていこうとなった時に、常に大学生が代表であり続けるのがオーダースーツでありたいなと思います。

これは先ほどお話しさせていただいた「大学生が稼げる仕組みを作る」っていうとこに繋がってくるので、最終的にはそうなりたいです。

そのために大学生を成人式と就活の時期に総取りしていきたいなと思っています。

定量的なもので言うと、法人化に向けて2025年の3月末までに年商5000万円に到達することを目標にチーム全員でやっていきたいなと思ってます。

それはなぜかと言うと、自分が35歳で上場するためのビジョンから逆算した時に、今期では年商5000万を叩き出せるぐらいにならないといけないし、次の期では年商1億を目指していかないといけないんです。

これは自分の人生で達成したいところから逆算した最低ラインになっています。

最後に読者にアドバイス

これは自分が超えたいと思っているナイキの創業者であるフィル・ナイトさんがおっしゃってた言葉なんですけど、「失敗してはいけないのは最後に挑む時だけ」という言葉があります。

これってどういう意味かというと、「チャレンジし続けたら何回失敗してもいい」っていうことだと思うんですよ。

なのでこれは常日頃から自分にも言い聞かせています。

あともう1つは、自分の可能性を信じ続けることっていうのが大事だと思います。

あとは可愛がってもらうことですかね(笑)
大学生はそれが1番大事かもしれないですね!年齢が若い人じゃないとできないことなので!

▼休場さんが代表を務めるijiの紹介記事はこちら!

あわせて読みたい
オーダーメイドに『正解』はない。オーダースーツ事業に挑む大学生が立ち上げた「iji」とは ijiは大学3年生の休場さんとその地元の同級生3名が立ち上げた会社で、主に大学生をターゲットにしてオーダースーツの制作・販売を行なっている。 新型コロナウイルスの...

Bizdev Journalは、学生起業や事業開発に関する有益な情報を発信しているメディアです。

学生起業家へのインタビューからナレッジシェア、学生起業に関するなど、起業に関心のある学生のための有益な情報の発信をしています!
「起業をしたいと考えているが何をしたらいいかわからない」という悩みをお持ちなら、まずはBizdev Journalの記事を読んでみてください。

さらに、Bizdev Journalでは、

・学生起業をしているのでインタビューを受けたい
・学生起業に関する活動の紹介をしてほしい
・一緒にBizdev Journalを運営したい

といった依頼も募集しております。

興味のある方はお問い合わせもしくはX(旧Twitter)のDMよりご連絡ください!

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

記事をシェアして学生起業家のつながりを増やそう!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

吉原のアバター 吉原 Bizdev Journal編集長

「起業家を支える最強のNo.2」になるべく、同世代の起業家の成長が加速するような活動をしています。
過去にもいろいろやっているので、気になる方は各種SNSから連絡ください。

目次