早稲田大学にある「早稲田大学アントレプレナーシップセンター」は、学生・教職員のアントレプレヌールシップ(起業家精神)を養成している。
早稲田大学アントレプレナーシップセンターでは、イノベーションを生み出す人材を輩出する教育や、学生・教職員が発明した特許技術、研究成果、学習成果を活用したベンチャー企業の育成を通じ、「オリジナルのアイデアや研究成果を基に起業したい」という学生、教職員、校友に対して各種支援を行っている。
起業家教育
早稲田大学では、起業家教育として各種セミナー・プログラムの実施を行なっている。
その中の1つのグローバルエデュケーションセンターのビジネスクリエーションコース(BCC)は、文系・理系を問わず、全学部生・大学院生向けに、以下の3つのステージの科目群を軸に起業や企業における新規事業化の知識を実践的に学べるプログラムとなっている。
Stage1「意識醸成」
起業に関する基礎知識に加え、社会で活躍する起業家等の体験に基づく講義により、イノベーション創出や起業に対する考え方やマインドセットを学ぶ。
Stage2「アイデア創造」
新しい事業を創造するためのアイデア創造のための様々な手法を学ぶとともに、ビジネス設計のフレームワークや制約を踏まえて、単なる思いつきを超えた実践的なアイデアを考え出す方法について学ぶ。
Stage3「ビジネスモデル仮説検証」
短期間で新規ビジネスをゼロから立ち上げる「ゼロイチ力」を鍛える。『ビジネスモデル仮説検証エッセンシャル』はビジネス・クリエーションコースの必修科目となっている。
この科目では、 「ビジネスモデル・キャンバス」と「リーンスタートアップ」という新規事業の立ち上げの新定番理論を実践的に学び、想定顧客へのインタビューによるビジネスモデル仮説検証の実践を通じて、新規ビジネスを創造する方法とプロセスを学ぶ。
上記のBCCの他にも海外武者修行プログラムやWaseda Demo Dayなどの多彩なプログラムが充実している。
早稲田PoCファンドプログラム
早稲田大学には事業化に向けた仮説検証のためのギャップファンドプログラムとして「早稲田PoCファンドプログラム」がある。
早稲田PoCファンドプログラムは学外の専⾨家・機関との協業により、事業化の可能性がある起業前のアイデア・研究成果を公募で発掘し、ベンチャーの裾野を広げる学内資⾦⽀援プログラムであり、出資の上限額が200万円、500万円、1000万円の3つの形態での資金支援を行なっている。
起業活動支援
早稲田大学は実際の起業活動に関わる支援も多く行なっている。
具体的には以下のような支援をしている。
コンサルティング:起業相談や、弁護⼠、公認会計⼠らによる専⾨的な相談への対応
オフィス:法人登記可能な事業拠点としてのアントレプレナーシップセンター施設
ネットワーキング:イベントなどにより、起業家・投資家・企業関係者らとの関係構築を支援
ソフトウェア:ベンチャー向けプログラムAWS、MATLAB®の利⽤が可能
ファイナンス:提携ベンチャーキャピタルの紹介をはじめ様々な資⾦調達を⽀援
早稲田大学のアントレプレナーシップセンターは、万全の支援体制を整えて、起業家の卵からベンチャー企業の経営者に至るまでの成長をお手伝いしている。
この春から早稲田大学に進む人や、早稲田大学に在学中で起業に興味があるという人は早稲田大学のアントレプレナーシップセンターを頼ってみてはいかがだろうか?