起業家教育の目標
大阪商業大学における起業教育は起業家育成を目標とするものではなく、起業家精神の涵養と起業家的な資質・能力の育成を主たる目標としている。本学の起業教育の取組は、平成16年度に文部科学省「特色ある大学教育推進プログラム(特色GP)」に採択された。平成20年度には、「実践教育による社会的問題解決能力の養成―フィールドワークを活用したプロジェクト型演習の導入―」というテーマで「質の高い大学教育推進プログラム(教育GP)」に採択されている。教育GPの取組は、地域社会から学生教育の場としてのフィールドの提供を受けるとともに、大学がもつ知的資産や学生の行動力・創造力を地域社会に還元し、地域社会の活性化に貢献しようというものである。
活動内容について
大阪商業大学の建学の理念である「世に役立つ人物の養成」の世に役立つとは、社会の問題を実際に解決し得る能力を高める教育こそ、本学の起業教育が目指す大きな目標ということができる。このように社会の問題を解決する形は多様だ。社会の何かを変えようというマインド、スピリットとその手立て、道具を用意することが起業教育の使命と考えてられている。
大学では、高校生を対象に新しい商品やサービス、ビジネスプランを募集・表彰する「ビジネスアイディア甲子園」を実施している。また起業教育に関する情報交換の場として2003年2月に「起業教育研究会」が発足された。商業科、工業科、普通科など学科系統の枠を超えて起業教育に関する情報交換の場として、高校の先生方と大阪商業大学教員によって活発な活動が展開されている。
起業教育研究会では、年1回のペースで「研究会」を開催し、全国の小・中・高校の先生方が集まり、「起業教育」のあり方や方向性などについて、具体的な事例や講演、起業教育の実践報告、ワークショップなどを通じて研鑽している。
アントレラボ
「大阪商業大学アントレラボ」はアントレプレナーシップと起業家的な資質・能力を持った人材を育成するため、学生たちの自主的な取組みを行う場として設置されている。アントレラボに入居している起業家の活動やその志に触れ、実際に交流しながらそれらを身近に体感できる場所として位置付けされている。
まとめ
大阪商業大学で行われている起業家教育研究会では、大学側から高校生に向けてのコンテストを実施している。
また、アントレラボも設置されているため、自主的に行動しやすい環境があるほか、年に1回の研究会での起業家教育について議論しているため、最新の教育を受けることができる。
大阪商業大学に通い、起業に関心のある学生は足を運んでみてはいかがだろうか。
▼大阪商業大学の起業家教育研究会の詳細はこちら
https://ouc.daishodai.ac.jp/general/est_training/entre