東京理科大学産学連携機構は、社会の持続的な発展を目指し、本学における教育・研究の成果に基づく産学連携・社会連携活動を通じて、社会貢献の促進及びイノベーションの創出を図ることを目的として、2022年4月に設置された。
目的と役割
東京理科大学では、従来から企業や研究機関と連携して教育研究の充実を図る「社会連携講座」、企業と連携して新規マーケットや未来のニーズを創設する「共創プロジェクト」など、学術分野の壁を超えた連携研究という強みを活かし、社会貢献に取り組んでいる。
こうした学外機関との連携・共創を一層活性化させるとともに、新たな異分野融合によるイノベーションの創出やスタートアップエコシステムの構築が目的となっている。
この使命を果たすため、本機構では「イノベーション創成部門」「起業支援・地域連携部門」「知的財産部門」の3つの部門を置き、各部門に配置したリサーチ・アドミニストレーター(URA)が部門間の連携を取りながら、本学の産学連携・社会連携活動を一体的に推進している。
起業教育について
起業家育成プログラム「ビジネスモデル創造入門」
このプログラムは、起業家の「意識醸成」「アイデア創出」「仮説検証」の3ステップについて学ぶプログラムだ。
「意識醸成」では、起業家を招き、体験談を交えて起業の魅力に触れていく。
「アイデア創出」「仮説検証」では、成功企業300社から抽出した55種のビジネスモデル・パターンの再利用・組み合わせを一連の設計手法にまとめ、属人的ではなく仕組みとして革新的なビジネスモデルを創造する「ビジネスモデル・ナビゲーター」の手法を、アクティブラーニング形式で学ぶ。
また、チーム形式でシーズを基にした事業アイデア創出を行う実践演習を通じて、将来、研究成果を社会に還元できる力を身につけることを目的としている。
起業セミナー
開催実績として以下のようなものがある。
起業関連セミナー「失敗しない資本政策~失敗事例を踏まえた資本政策検討上の留意点~」https://www.tus.ac.jp/ura/wp-content/uploads/2023/12/%E8%B5%B7%E6%A5%AD%E9%96%A2%E9%80%A3%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E8%B3%87%E6%9C%AC%E6%94%BF%E7%AD%96%E3%83%81%E3%83%A9%E3%82%B7.pdf
起業家セミナー「医工連携からの起業~研究から導き出す新しい価値創出~」
https://www.tus.ac.jp/ura/wp-content/uploads/2023/10/1017%E8%B5%B7%E6%A5%AD%E5%AE%B6%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E6%A1%88%E5%86%85%E8%B3%87%E6%96%99%EF%BC%88%E7%90%86%E7%A7%91%E5%A4%A7HP%E7%94%A8%EF%BC%89.pdf
起業家セミナー「テクノロジーの力でより良い医療を目指す」
https://www.tus.ac.jp/ura/wp-content/uploads/2023/07/03_0714%E8%B5%B7%E6%A5%AD%E5%AE%B6%E8%AC%9B%E6%BC%94%E3%83%81%E3%83%A9%E3%82%B7%EF%BC%88%E7%90%86%E7%A7%91%E5%A4%A7HP%E7%94%A8%EF%BC%89.pdf
新宿ビシネスプランコンテスキックオフセミナー「ビジョナリースタートアップ」
https://www.tus.ac.jp/today/archive/20230628_0929.html
起業家支援について
大学発スタートアップ
本学で研究・開発された知的財産等を基盤にして創業される大学発スタートアップを通じて、研究の活性化と高度な先端的研究成果の社会への迅速な還元を図り社会の発展に寄与することを目的に支援を行っている。
起業助成金(PoC支援助成金)
本学の教員を対象に、大学の基礎研究により生み出したシード段階の知的財産を、アーリーステージ段階まで持ち上げることで、大学発スタートアップ起業を促進することを目的とした制度である。
まとめ
東京理科大学では、起業する人へのサポートが多数存在しており、挑戦しやすい環境となっている。
学びの場として多くのことを学べる為、成長しやすい環境である。
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