岡山大学には、地域貢献や社会変革などを引き起こすために総合技術部が置かれている。
そして、次世代の技術職員や社会変革者を輩出するために、岡山大学総合技術部ではTRという独自の取り組みが行われている。
総合技術部の構成
総合技術部には大きく分けて4つの課に分かれている。
医学系技術課
・共同利用施設…試料作製等の受託サービスなど
・臨床・社会医学グループ…法医学関連業務など
・基礎医学グループ…病理標本作成など
設計・社会基盤技術課
・機械システムグループ…研究者・学生の研究支援など
・工作センターグループ…実験装置等の設計製作及び技術提供など
・環境社会基盤グループ…土木知識をもとに技術支援
教育支援技術課
・薬学系…医療教育・教育技術開発など
・理学系…学部学生の実験実習の準備・指導など
・科学・生命系…臨海実習のサポートなど
・電機・情報系…学部学生の実験実習の準備・指導など
機器分析・動植物資源技術課
・自然生命科学研究支援センター…放射線に関する研究・教育支援など
・資源植物科学…機器・施設の保守・管理など
・山陽圏フィールド化学…作物栽培・家畜飼養の生産現場での研究・教育支援
このように総合技術部の取り組む分野は多岐にわたっている。
次世代の期待となるTRの業務
TRとはテクニカルリサーチャーの略であり、大学院生を技術補佐員として雇用し総合技術部における技術業務・教育支援等の補佐を行わせる取り組みのことである。
TRの業務は主に委託設計、製作、技術講習・指導、補助業務、地域貢献活動の5つある。技術講習・指導は岡山大学工作センター利用者に対して行う業務であり、補助業務は学生実習のサポート業務である。
また、地域貢献活動では出前授業で分かりやすく説明することなどがある。
このように岡山大学総合技術部には確かな高度な技術と知識を兼ね備えた集団である。
今後は専門能力の高度化やマネジメント能力などを強化し、融合領域や他分野に野力を発揮できるようにしていく。
そして、岡山大学の基盤形成、社会変革の推進をしていく。
これからの活動に期待したい。
▼岡山大学総合技術部のホームページはこちら
総合技術部 | 岡山大学 (okayama-u.ac.jp)